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株式会社サイバーエージェント

開発生産性向上のためのプライベートクラウドにVIPRIONを活用したサイバーエージェント柔軟性と迅速性、開発環境の強化を実現

株式会社サイバーエージェントの主要ビジネスは、従来のブログなどのコミュニティサービスから、ネイティブゲームや動画などの動的なコンテンツ配信へと急速に変りつつある。 そこで、パブリッククラウド並みの開発柔軟性と迅速性、さらにはオンプレミスに匹敵する強力な開発環境を同時に実現するプライベートクラウド環境の構築を決断。そのサービス流通の中核となるADCにVIPRIONのプラットフォームを採用、ロードバランサーにファイアウォール(AFM)の機能を統合した。SSLの処理能力が4倍程度に向上し、将来的にはAPI でアプリケーションエンジニア側からもLB作成を可能にすることも視野に入れている。

 

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「今後スピーディにサービスを開始したりメンテナンスしたりすることも可能になります。それが売上にも直接つながってくるため、VIPRIONのAPIが大きく貢献しているのは間違いありません」

課題

  • ゲームなどの動的コンテンツがサービスの主流に
  • パブリッククラウドでのサービス提供に限界
  • 費用対効果の低いFWをLBに組み入れたい

メリット

  • VIPRIONの導入でSSLの処理能力が4倍に強化
  • CVIPRIONで高機能なハイブリッドクラウドを実現
  • VIPRIONのプラットフォームに複数台のLTMとファイアーウォールを一台のプラットフォームに統合し、LB、FW関連コストを削減

 

ビジネス上の課題

 

サイバーエージェントは、インターネット広告代理事業からスタートし、「Ameba」のブログやコミュニティサービス中心にメディア事業を拡大。 その後、スマートデバイス向けネイティブゲームのコンテンツ配信などのゲーム・メディア事業を中心にポートフォリオを拡張するのと並行して、それを支えるインフラを強化しデータセンターの数も増強していった。ビジネスの変化とインフラの関係について株式会社サイバーエージェント インフラ&コアテク本部の篠原 雅和氏は次のように説明する。

「最近はブログのような静的なコンテンツからゲームや動画などの動的なコンテンツへサービスの主流が急速に変りつつあるため、契約データセンターでのオンプレミス運用のみならず外部のクラウドも積極的に活用しています」

同社は創立当初から新しい手法や技術を好む文化が醸成されており、アプリケーションエンジニアは大手のパブリッククラウドサービスを利用して開発を進めることがデファクトスタンダードになっていた。また、2011年 にはスマートデバイスの利用拡大を見据えて、2年間で100 サービスを新規で立ち上げるという社長発のプロジェクトが掲げられたこともパブリッククラウドの利用を促進させた。

しかし、現行のサービスを全てパブリッククラウドで提供することはコスト的に見合わず、さらにブログとゲームとでは必要なシステムが大きく異 なるため、エンジニアからはコンピュータリソースのさらなるパフォーマンス強化が求められていた。

 

ソリューション

 

「F5ネットワークスのLBは数多く使ってきましたが、ショートパケットの取りこぼしも少なく、UIも使いやすい上に、長年問題も起きておらず信頼性が高いと認識していました」

 

「パブリッククラウド並みの開発柔軟性と迅速性、およびオンプレミスに匹敵する強力な開発環境を同時に実現するためには、自社でプライベートクラウド環境を構築することが最も理に叶っていると判断しました」

株式会社サイバーエージェント インフラ&コアテク本部の田中 淳氏は、プライベートクラウドの構築理由についてそのように語った。そこで重要 となったのが、同社サービスの膨大なアプリケーション配信をスマートに処理する高性能なアプリケーション・デリバリ・コントローラー(ADC) の存在だ。多くのサービスを立ち上げるにあたり、ADC自体のスピードとともに、拡張のシームレス性、運用の信頼性も求められていた。

「その厳しい条件の中で、F5 ネットワークスの『VIPRION』という選択肢がありました。複数のADCを1台のデバイスとして統合できるVIPRION なら、今後多くのサービスを抱えることになってもパフォーマンスは十分に確保できると思いました」という田中氏は、拡張性に関してもブレードを追加することによりサービスを止めずに運用をシームレスに継続できる柔軟性に注目したという。

「F5ネットワークスのLBは2008年頃から数多く使ってきましたが、ショートパケットの取りこぼしも少なく、UIも使いやすい上に、長年問題も起きておらず信頼性が高いと認識していました」(田中氏)

一方、篠原氏は、メーカーの問題解決能力を重視したという。「当社は新しい技術や製品を早期に取り入れることを好むので、リスクをネガティ ブに考えない風潮があり、トラブルが発生した後の対処方法をより重視しています。F5 ネットワークスジャパンは販社を含めてサポート体制が確立しており、安心して活用できると考えました」

また、サイバーエージェントではプライベートクラウドの構築にあたり、費用対効果の低いファイアウォールをロードバランサーに組み込むことを 検討し、VIPRION を採用。「BIG-IP LTM」と「BIG-IP AFM」を統合することを決定した。

 

メリット

 

サイバーエージェントのプライベートクラウドは2013年2月に本稼働を開始した。

 

APIによりエンジニア自身でのLB作成が実現

従来のLB では、SSLのオフロード処理によりCPU使用率がピーク時に90%を占めていたため新規サービスの開発が困難なケースもあったが、新プラットフォーム、VIPRIONによりSSLの処理能力が4倍程度に上がったという。

専用ファイアウォールが不要になったコストメリットは大きいと話す篠原氏は、API の効果についても言及する。F5 ネットワークス製品には標準 でAPI が用意されているので、今後専用UI を準備することで、アプリケーションエンジニア側からも必要なVMを確保してLBを作成することができるようにする予定だという。

「今後スピーディにサービスを開始したりメンテナンスしたりすることも可能になります。それが売上にも直接つながってくるため、VIPRIONのAPIが大きく貢献しているのは間違いありません」(篠原氏)

 

独自のコミュニティから最新情報を入手し問題も解決

一方、田中氏は、F5ネットワークスが運営するエンジニア向けのコミュニティサイト「DevCentral」に触れることで、LBおよびADCに関する情報量が圧倒的に多いと感じたという。「Web業界の開発者は考え方が自由なため、さまざまな最新の情報が必要になります。私もDevCentral をひたす ら検索して問題を解決していったのですが。同じ悩みを解決した人から直接アドバイスが受けられるなど、利用するメリットは計り知れなく大きいと感じました」

 

LBのポータビリティ化をを目指す

そして、今後について篠原氏は、サーバー集積率の向上とネットワーク帯域の拡張など、少ないインフラ投資で多大な利益を生むための工夫をしていく必要があるとした上で、“ポータビリティ化”を目指すという。

「アプリケーションエンジニアが作ったVMやサーバーが物理的なロケーションのどこにあるのかを意識せずに、複数のデータセンターに分かれて配置されていてもUI で一元的に把握できるようなリソースをフラットな形で提供できるようにしたいと考えています」

そのため、篠原氏はF5 ネットワークのLBaaSというLB/ADCのソフトウェア化に大きな期待を寄せている。「今後はさまざまなプラットフォームに対応したソフトウェアモデルを販売していただきたいですね」

「常に継続的な業績拡大を目指すベンチャー企業であり、革新することに挑戦し続けるサイバーエージェントに、F5 ネットワークスジャパンは今まで以上のサポートを行っていく考えだ。

 

 

メリット

導入事例集ダウンロード

F5製品・ソリューションの導入事例をPDFでダウンロードすることができます。

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