多くの組織が運用をクラウドに移行しており、安全かつ効果的に拡張するためのニーズが高まるなかで、企業はますます複数のクラウドを使用するソリューションに期待するようになっています。複数のクラウド プラットフォームを使用すると、さまざまな種類のデータ ロードを管理してそれらに対応することができ、IT運用がさらに最適化されます。多くの企業にとって問題は、複数のクラウドを使用するソリューションが必要かどうかではなく、最もニーズに適したソリューションはどれかということなのです。
ワークロードによってクラウド プロバイダを使い分けることで、組織はリソースの使用状況を最適化し、コストを削減できます。また、複数のクラウド プロバイダを利用することで、ベンダー独自の変更やポリシーに起因する、望ましくないサービスの制約などの問題に縛られるのを回避できます。
複数のクラウドを使用するソリューションには、マルチクラウドとハイブリッド クラウドの2種類があります。これらのソリューションは似ていて、2つの用語が区別なく使用されることもありますが、まったく異なるプラットフォームであり、それぞれに固有のメリットと課題があります。
どちらのアーキテクチャの使用も増加傾向にあります。
マルチクラウド ソリューションとハイブリッド クラウド ソリューションのアーキテクチャを理解するには、クラウド コンピューティングの仕組みに注目するとわかりやすいでしょう。クラウド コンピューティングとは、インターネット(「クラウド」)を介してサーバー、ストレージ、データベース、データ ガバナンス、ネットワーキング、ソフトウェア、分析、インテリジェンスなどのコンピューティング サービスを提供することであり、イノベーションを加速し、リソースの柔軟性を高め、規模の経済を実現します。
そのため、クラウド コンピューティングの利用は世界中で拡大し、特に運用環境を安全に拡張して最適化する方法を求めている企業で利用が急増しています。実際にGartnerによると、成長率の高い業種では、2025年にはクラウド コンピューティングに対する企業のIT支出が従来のITへの支出を上回ります。その主な市場が、アプリケーション ソフトウェア、インフラストラクチャ ソフトウェア、ビジネス プロセス サービス、システム インフラストラクチャです。
Gartnerによると、この4つのカテゴリで従来のオンプレミス ソリューションからパブリック クラウドにシフトするIT支出の割合は、2022年は41%でしたが、2025年までに51%になると予想されています。アプリケーション ソフトウェアへの支出の約2/3(65.9%)が、2025年にはクラウド テクノロジにシフトします。これは2022年の57.7%から増加しています。
つまり、ますます多くの企業が、マルチクラウド コンピューティングまたはハイブリッド クラウド コンピューティングを使用してIT運用を最適化、拡張、保護するための方法を模索し続けることを意味します。このブログ記事では、それぞれのメリットと課題を見ていきましょう。
多くの場合、企業はデータ ストレージなどのさまざまなタスクを処理するために、自社のデータ センタだけでなくパブリック クラウドやプライベート クラウドを使用します。マルチクラウド コンピューティングとハイブリッド クラウド コンピューティングは、同じようなタスクを処理できますが、同じものではありません。ここで、それぞれを簡単に定義します。
マルチクラウドでは、特定のビジネス ニーズや顧客の要望に対応するために、さまざまなクラウド プロバイダが提供する複数のパブリック クラウド コンピューティング サービスを利用します。パブリック クラウドには、Microsoft Azure、AWS、Google Cloud Platformなどがあります。
クラウド プロバイダによって、データ分析やストレージ、セキュリティの強化、さまざまなアプリケーションのサポートなど、提供する専門分野や性能が異なる場合があります。企業は、複数のパブリック クラウド企業を採用するのが一般的であり、このマルチクラウド コンピューティングによって、企業はパブリック サービスを最大限に活用できます。
ハイブリッド クラウドとは、パブリック クラウドのインフラストラクチャと、組織のプライベート クラウドやオンプレミスのデータ センタを組み合わせた混合コンピューティング環境のことです。
ハイブリッド クラウドのシナリオでは、企業はデータの一部を従来のデータ センタまたはプライベート クラウドに維持し、そのデータをパブリック クラウドと統合します。
多くの企業が、アプリケーションとデータの管理をMicrosoft AzureやAWSなどのパブリック クラウドに切り替えています。これらのパブリック クラウドの拡張性、多様な機能、セキュリティを必要としているのです。
マルチクラウドの定義:マルチクラウドとは、一般的に、組織が特定のビジネス ニーズや顧客の要望に対応するために、パブリック クラウド プロバイダのクラウド コンピューティング サービスを利用するアプローチを指します。これにより組織は、パブリック クラウド サービスが提供する最適なサービスと機能を選び、デジタル エクスペリエンスを強化するとともに、事業継続性や運用の安定性、安全性を向上させることができます。複数のパブリック クラウド ベンダーを利用することで、利用できる機能の幅が広がります。
注:ハイブリッド クラウド ソリューションは複数のクラウドを使用するため、ハイブリッド クラウドは技術的にはマルチクラウド ソリューションの「一種」です。しかし一般的には、「マルチクラウド」は複数のパブリック クラウドを使用することを意味し、「ハイブリッド クラウド」は1つ以上のパブリック クラウドを企業のプライベート クラウドまたはプライベート データ センタと統合することを意味します。
マルチクラウドの例/シナリオ:さまざまな地域の多様な業界や顧客と仕事をする企業は、パブリック クラウドの機能を活用することで、さまざまな業種や国でビジネスを行う際のセキュリティとコンプライアンスの課題に対応できます。例えば、欧州連合でビジネスを行う企業にはデータ プライバシーの要件があります。データ ガバナンスは、プライバシーに関する一般データ保護規則に従う必要があります。これは、医療機関(HIPAA要件)と仕事をする企業や、政府とさまざまなセキュリティ レベルで仕事をする企業にも当てはまります。マルチクラウド ソリューションは、この重要なセキュリティの柔軟性を実現するのに役立ちます。
マルチクラウド アプローチ:マルチクラウド アプローチを成功させるには、テクノロジ、ガバナンス、運用を網羅する総合的な戦略が必要です。それには、クラウド プロバイダ間のポータビリティと相互運用性を確保するために標準的なAPIとテクノロジを利用し、各プロバイダの強みを活かしたクラウドネイティブのアーキテクチャを採用し、マルチクラウド環境を一目で把握できるクラウド管理プラットフォームを使用する必要があります。
マルチクラウド ソリューションの使用には多くのメリットがあります。その一部を紹介します。
マルチクラウドには、企業のニーズに合わせて拡張できる、容量をカスタマイズできるといった多くの潜在的なメリットがありますが、いくつかの課題もあります。マルチクラウド ソリューションを使用する企業が経験する可能性のある一般的な欠点を以下に示します。
ハイブリッド クラウド ソリューションでは、さまざまな環境、つまりパブリック クラウドと、オンプレミスのデータ センタや「エッジ」ロケーションを含むプライベート クラウドにあるコンピューティング、ストレージ、サービスを組み合わせてアプリケーションが実行されます。
ハイブリッド クラウド ソリューションは、内部データ センタやプライベート クラウドが持つ直接的な制御性と、パブリック クラウドが持つ柔軟性と容量という、両方のクラウド環境の長所を提供できます。ハイブリッド クラウドの使用は、組織が総合的なパブリック クラウド ソリューションに移行するための重要な第一歩にもなります。
ハイブリッド クラウド環境を実装する際に検討すべき重要な要素は、データをどこに保存し、どのようにアクセスするかを決定することです。ハイブリッド クラウド環境で最も一般的なデータ ストレージ戦略の1つは、アクセス頻度の低いデータの保管と、バックアップ、障害復旧、アーカイブにパブリック クラウドを使用することです。
多くの場合、組織は制御性やセキュリティを向上させるために、アクセス頻度の高いデータや機密データをプライベート クラウド上またはオンプレミスのストレージ内に保管します。ただし、これにはインフラストラクチャへのより多くの先行投資が必要です。
ハイブリッド クラウド モデルの使用には多くのメリットがあります。最も重要なメリットの一部を紹介します。
ハイブリッド クラウド環境を特定のコンピューティング ニーズや状況に対処するように設定するには、いくつかの方法があります。
ハイブリッド クラウドには、特にパブリック クラウドとプライベート クラウドの初期統合で生じる問題が伴います。この統合によってギャップやリスクが生じる可能性もあります。いくつかの一般的な課題を以下に示します。
構成の課題:プライベート クラウドとパブリック クラウドの統合時の構成エラーはよくあり、うまく機能するまでに時間がかかる場合もあります。プライベート クラウドとパブリック クラウドが必ずしもシームレスに統合されるとは限らないため、遅延が発生してコストがかかる可能性があります。
導入の問題:パブリック クラウドとプライベート クラウド間のデータ フローが脆弱性を生み出し、傍受やサイバー攻撃につながる可能性があります。また、サプライチェーンの脆弱性によって、立ち上げ時にデータが無防備なままになる場合もあります。
管理の課題:Cisco Systemsの『2022年ハイブリッド クラウド グローバル トレンド レポート』によると、回答者の33%が、ハイブリッド クラウド環境の導入における最大の課題は運用が複雑になることだと答えています。環境全体にわたってさまざまなハードウェアでワークロードを実行するため、組織は、ワークロードがどこにあろうとも包括的に管理できる方法を見つける必要があります。
セキュリティ上の懸念:ハイブリッド クラウド環境は、従来のITインフラストラクチャより複雑です。さまざまなクラウド プラットフォーム、オンプレミス インフラストラクチャ、サードパーティ製のサービスを統合して管理するには、特殊なスキルと専門知識が必要です。そしてセキュリティ チームは、環境全体の可視化に加えて、すべてのクラウド環境を含むすべてのコンピューティング対象にわたるアクセス制御、暗号化、ID管理を検討しなければなりません。
また組織は、クラウド インフラストラクチャを業界の規制に確実に準拠させる必要があり、さらに、オンプレミスとクラウドのどちらの環境にも影響を及ぼしかねない、脆弱性に対する脅威対策を調整する必要もあります。
これらの潜在的な問題の多くは、強力で信頼性の高いDistributed Cloud Network Connectプラットフォームを使用することで対処できます。このプラットフォームは、統合、拡張性、セキュリティを向上させるのに役立ちます。
マルチクラウドとハイブリッド クラウドの主な違いを以下に示します。
マルチクラウド:複数のパブリック クラウド プラットフォームを統合します。ほとんど中断することなく簡単に拡張して企業の運用に適応させることができます。
ハイブリッド クラウド:企業のデータ センタ/オンプレミスのプライベート クラウドを使用し、これは、企業またはサードパーティ製プラットフォームの管理者が管理する必要があります。また、1つ以上のパブリック クラウドと統合されます。
マルチクラウド:プライベート クラウドの管理と更新は企業が行う必要がありますが、マルチクラウドの更新と機能強化はパブリック クラウド プロバイダが管理するため、長期的にはコスト効率が向上する可能性があります。ただし、初期費用は高くなる傾向があります。
ハイブリッド クラウド:使用するパブリック クラウド サービスが少ないため、初期費用を抑えられます。ただし、組織がプライベート クラウド プラットフォームとデータをよりきめ細かく管理する必要があるため、長期的にはコストが高くなる可能性があります。
マルチクラウド:あるパブリック クラウドに可用性の問題がある場合、その他のクラウドがすばやく導入されてそのデータと機能を引き継ぐため、一般に稼働時間が長くなります。
ハイブリッド クラウド:更新を手動で管理し、セキュリティ リスクに手動で対処する必要があるなど、プライベート データ センタの限界が制約となる場合があります。
マルチクラウド:通常は、はるかに多くのストレージを利用できる可能性があります。ストレージを段階的なサブスクリプションで購入できるため、ビジネス ニーズとデータの増加に応じて拡張できます。
ハイブリッド クラウド:特にソリューション内の1つ以上のパブリック クラウドでストレージを拡張できる可能性があります。プライベート クラウドまたはデータ センタのストレージ ニーズはそのクラウドに固有であり、増やすことはできますが、オンサイトで手動で監視する必要があります。
マルチクラウド:コンピューティング対象が広がると、潜在的にリスクも大きくなります。これは、マルチクラウドとハイブリッド クラウドのどちらのソリューションにも当てはまります。パブリック クラウドによっては、最適な予測的セキュリティ対策が講じられている場合があります。マルチクラウドのセキュリティを簡素化するための方法もあります。
ハイブリッド クラウド:組織が自ら管理する必要のある重要なデータや機密データをオンプレミスで管理できます。ただし、そのデータをパブリック クラウド内のデータと統合すると、リスクが生じる可能性もあります。適切なプラットフォームとAPIを利用することで、ハイブリッド クラウドをより安全に保つことができます。
マルチクラウド:広範なサービスと機能を利用することによって、柔軟性が高まります。さまざまなクラウド プロバイダが多様なサービスと機能を提供しているため、複数のプロバイダを利用することで、各プロバイダが提供するサービスの中から、最も適したものや最も手頃なものを選ぶことができます。
ハイブリッド クラウド:プライベート クラウドだけよりも柔軟性が高く、オンプレミスにおける制御性と特定の種類のデータの管理を望む一部の組織にとっては、妥協点として価値があるでしょう。ハイブリッド クラウドは俊敏性に優れ、プライベート クラウドをパブリック クラウドと連携させることで需要に応じたスケールアップとスケールダウンが可能になります。
文字どおりに解釈すれば、なり得ます。マルチクラウドとは複数のクラウド ソリューションを意味し、ハイブリッド ソリューションでは、プライベート クラウドと1つ以上のパブリック クラウドを併用するため、ハイブリッド クラウドはマルチクラウドの一種になります。
ただし、ほとんどのIT専門家は、複数のパブリック クラウドを併用している場合をマルチクラウドと呼んでいます。一般に、ハイブリッド クラウドは、プライベート クラウドまたはデータ センタが1つ以上のパブリック クラウドと併用されていることを意味します。
マルチクラウドとハイブリッド クラウドのどちらにするかを判断する際は、以下の点を検討してみてください。
以下が当てはまる場合、マルチクラウド導入が適しています
レジリエンスと冗長性を強化する必要がある。マルチクラウド導入では、複数のクラウド プロバイダにワークロードを分散することで、レジリエンスと冗長性を確保できます。クラウド プロバイダで機能停止が発生した場合、別のクラウド プロバイダにトラフィックをリダイレクトできるため、ダウンタイムや中断を最小限に抑えられます。
長期的にコストを最適化したい。マルチクラウド導入では、ワークロードごとに最もコスト効率の高いクラウド プロバイダを選択して、クラウド コストを最適化することができます。クラウド プロバイダによって価格モデルやコスト構造が異なるため、ワークロードごとに適切なプロバイダを選択することで、コストを削減し、ROIを改善することができます。
データ主権とコンプライアンスを強化したい。マルチクラウド導入では、特定の地域にデータの保管場所を提供して関連規制を遵守しているクラウド プロバイダを選択することで、データ主権とコンプライアンスの要件を満たすことができます。複数のクラウド プロバイダを利用することで、適用される法規制に従ってデータが保管され、処理されることを保証できます。
速度、ニーズ、またはトラフィックの需要が変動する。マルチクラウド システムは、ニーズに応じてスケールアップまたはスケールダウンすることができます。これは、ハイブリッド クラウド システムでは難しい場合があります。
ユーザー(従業員と顧客)が世界各地に分散している。従業員や顧客基盤が地理的に分散している場合は、複数の地域にまたがるマルチクラウド ソリューションの方が効果的である可能性があります。
マルチクラウド ソリューションを使用した企業の成功例:Trintech
Software-as-a-Service(SaaS)プロバイダであるTrintechは、複数のクラウド サービス プロバイダと連携することが賢明な選択であることに気付きました。Fortuneによると、同社は、特定のニーズに最適なプロバイダを選択することで、低い価格帯で市場に参入し、より良い価格帯で規模を拡大することができました。また同社は、大企業や中堅企業の自動化と効率化を支援しており、パブリック クラウドの柔軟性と運用コストのメリットを実感しています。
以下が当てはまる場合、ハイブリッド クラウド ソリューションが適しています
俊敏性を重視している。ハイブリッド クラウドの最大のメリットは俊敏性です。組織は、必要に応じてコンピューティング リソースをスケールアップおよびスケールダウンし、データ セキュリティやワークロードの機密性の要件に基づいてワークロードが処理される場所を選択することができます。また、クラウド環境間でワークロードを移行および管理し、特定のビジネス要件や規制要件に基づいて処理の柔軟性、コスト、制御を最適化できます。
規制やコンプライアンスの要件を満たす必要がある。規制やコンプライアンスの要件の中には、企業に対して、特定のクラウド プロバイダの利用や、特定の地域へのデータの保管を求めるものがあります(例えば、EUの一般データ保護規則(GDPR)のデータの保管場所に関する条項)。マルチクラウドを利用すると、こうした要件を満たしながら、クラウド コンピューティングのメリットを活かすことができます。
使用頻度の高いデータや機密データの制御性を高めたい。多くの場合、組織は制御性やセキュリティを向上させるために、アクセス頻度の高いデータや機密データをプライベート クラウド上またはオンプレミスのストレージ内に保管します。ただし、これにはインフラストラクチャへのより多くの先行投資が必要です。アクセス頻度の低いデータはパブリック クラウドに保管できます。
準リアルタイムの情報交換が必要である。マルチクラウド導入では、遅延が非常に小さくなり、ほとんどのワークロードの需要を満たすことができます。
ハイブリッド クラウドを使用した企業の成功例:Hulu
Huluは、ビデオ コンテンツのライブラリを格納して管理し、視聴需要の急増に対処するためにハイブリッド クラウド モデルを使用しています。パブリック クラウド プロバイダを使用してコンテンツ カタログを整理し、ユーザー、その好み、視聴したコンテンツ、クリックしたコンテンツを追跡しています。ただし、遅延を低減し、高品質のストリーミングを確保するため、そしてオンデマンド機能とペイパービュー機能を管理するために、プライベート クラウドも使用しています。
ハイブリッド クラウド アプローチまたはマルチクラウド アプローチの採用は、ビジネスの変革を進める一歩となり、急速に変化する今日のビジネス環境で成功するために必要な柔軟性と俊敏性をもたらします。ハイブリッド クラウド戦略を慎重に計画して実行することで、今後の成功に向けて優位な位置に立つことができます。
お客様のハイブリッド クラウド戦略またはマルチクラウド戦略の簡素化を支援するために、F5では、複数のクラウドにわたって一貫性を保ち、複数のIT環境でデータとアプリケーションを保護するセキュリティ ツールと管理ツールの包括的なセットを提供しています。
マルチクラウド管理ソリューション。あらゆるアプリケーションをあらゆるクラウドに導入することができ、必要なセキュリティと可用性を確保できます。
Distributed Cloud Network Connect。複数のクラウドを接続して自動プロビジョニング、統合サービス スタック、エンドツーエンドの可視性を提供するSoftware-as-a-Service(SaaS)ソリューション。
F5は主要な技術パートナと協力して、クラウド プラットフォーム全体で一貫性を確保し、すべてのアプリケーションをどこでもサポートできるようお手伝いをします。
複数のクラウドを使用することは、これまで以上に複雑化する世界で、運用を簡単に拡張し、データを管理する方法を模索している組織にとって、ますます重要な手段となっています。企業は、マルチクラウド ソリューションの使用を選択し、そのすべてのデータと運用をパブリック クラウドに移行することができます。あるいは、ハイブリッド クラウド ソリューションを選択し、自社のプライベート クラウドまたはデータ センタと1つ以上のパブリック クラウドを併用することもできます。どちらのソリューションでも、運用の柔軟性、可用性、拡張性が向上します。企業は、どちらが自社のビジネスとデータ セキュリティのニーズに適しているかを判断するだけです。
マルチクラウド管理ソリューション。あらゆる種類の複数のクラウドを使用するシナリオで役立ちます。
Distributed Cloud Network Connect。複数のクラウドを接続して管理するための統合されたツール セット。