Diameterは、電気通信ネットワークでデータをサポートするために導入されたプロトコルです。Diameterプロトコルの開発には、多くの業界標準化団体が重要な役割を果たしています。このリストはすべてを網羅しているわけではありませんが、特に注目すべき組織に関する情報とリンクが掲載されています。

GSM Association(GSMA)

GSMAは、世界各地のモバイル事業者の利益を代表するモバイル業界の国際的な業界団体です。GSMAは220か国以上にまたがり、世界の約800社の携帯電話事業者と、携帯電話機メーカー、ソフトウェア会社、機器プロバイダ、インターネット企業に加えて、金融サービス、医療、メディア、輸送、公共事業などの業種の組織など、より幅広いモバイル エコシステム内の230社以上の企業をひとつにまとめています。また、GSMAは、Mobile World CongressMobile Asia Expoなど、業界をリードするイベントのプロデュースも行っています。

The 3rd Generation Partnership Project(3GPP)

3GPPは、「Organizational Partner(組織的パートナー)」と呼ばれる6つの電気通信標準化団体を統合し、加盟企業に安定した環境を提供し、3GPP技術を定義するレポートや仕様書を作成し、大きな成功を収めています。

The 3rd Generation Partnership Project 2(3GPP2)

3GPP2は、国際電気通信連合(ITU)の国際移動通信「IMT-2000」構想から生まれた、第3世代(3G)電気通信の仕様を策定する共同プロジェクトです。IMT-2000は、無線通信の速度と容易さの向上、電気通信によるデータ通信需要の増大が抱える問題への対応、「時間と場所を問わない」サービスの提供という目標を達成することで、高品質のモバイル マルチメディア通信を世界中のマス マーケットにもたらすことを目的としています。

MultiService Forum(MSF)

MSFは、オープンアーキテクチャのマルチサービス次世代ネットワークの開発と活性化に取り組む、サービス プロバイダ、システム サプライヤ、テスト機器ベンダーから成る国際団体です。1998年に設立されたMSFは、世界の主要電気通信会社で構成されている公開型メンバー制の組織です。MSFの活動には、実装協定の策定、ネットワーク要素の世界レベルでの互換性および相互運用性の促進、適切な国内および国際標準化団体への貢献の奨励などがあります。

Open Mobile Alliance(OMA)

OMAは、相互運用可能なエンドツーエンドのモバイル サービスの作成を支援する、モバイル サービス イネーブラ仕様の開発の中心です。OMAは、基盤となるワイヤレス ネットワークやプラットフォームに依存しないサービス イネーブラ アーキテクチャとオープン イネーブラ インターフェイスを推進しています。OMAは、デバイス、サービス プロバイダ、オペレータ、ネットワーク、および地域を越えて機能する、相互運用可能なモバイル データ サービス イネーブラを作成しています。この目的に向かって、OMAはテスト仕様を策定し、サードパーティ製ツールの開発を奨励し、ベンダーが自身の実装をテストできるように、テスト活動を実施しています。

欧州電気通信標準化機構(ETSI)

ETSIは、固定、モバイル、無線、集中型、ブロードキャスト、インターネットなどの各情報通信技術(ICT)について、世界的に適用できる基準を策定しています。ETSIは非営利組織であり、世界5大陸62か国から700以上の組織がETSIに加盟しています。

Telecom and Internet Converged Services & Protocols for Advanced Networking(TISPAN)

ETSIのTISPANは、2003年の創設以来、次世代ネットワーク(NGN)の仕様策定において重要な標準化団体となっています。

国際電気通信連合(ITU)

ITUは、情報技術と通信技術(ICT)に関する国際連合の専門機関です。世界の電波スペクトルと衛星軌道を割り当て、ネットワークと技術のシームレスな相互接続を保証する技術標準を開発し、世界各地の行政サービスが十分ではないコミュニティでICTの利用環境を向上させるために奮闘しています。