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F5 は、2030 年までに環境への影響を大幅に削減するという科学的根拠に基づいた目標を掲げています。

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キャサリン・クローズ
2023年10月16日公開
役に立つ定義

スコープ1 : 当社が事業活動の中で購入し、燃焼する燃料からの排出量。 例としては、建物の暖房に使用される天然ガスや、ディーゼルで稼働するバックアップ発電機などが挙げられます。

スコープ2: 当社が業務のために購入する電力からの排出量。 例としては、オフィスや研究室で機器に電力を供給し、照明を点灯するために使用する電力が挙げられます。

スコープ3: 当社の事業に関連するが、当社が所有または管理していない排出量。 例としては、当社製品が販売後に消費する電力、サプライヤーのエネルギー使用、当社製品の輸送、従業員の自家用車での通勤などが挙げられます。

アップデート: 2024 年 8 月、F5 は、当社の目標が 1.5°C 軌道に沿った基準に準拠していることを、Science Based Target initiative (SBTi) から検証されました。 F5 の承認された短期気候目標は、SBTi の Web サイトの「行動を起こす企業」セクションに掲載されています。

F5 は 2020 年後半に環境・社会・ガバナンス (ESG)チームを結成して以来、F5 の温室効果ガス排出量を削減するための科学的根拠に基づいた目標を設定することが最大の目標の 1 つとなっています。 3 年前には環境方針はあったものの、それ以外にはほとんど何もなかった当社にとって、この目標は野心的であると言っても過言ではありません。

科学的根拠に基づく目標イニシアチブ (SBTi) は、気候変動による最悪の影響を防ぐことを目的とした、最も厳格で厳格なタイプの気候目標フレームワークの 1 つです。 現在までに、世界中で 3,500 社弱が SBTi の目標を承認しており、そのうちテクノロジー企業は 300 社未満です。 F5 がこのグループに参加するには、F5 とバリュー チェーン全体の排出量データを初めて収集して評価するための大きな取り組みが必要であることはわかっていました。 なぜなら、ほとんどの企業と同様に、当社の世界各地のオフィスから発生するスコープ 1 および 2 と呼ばれる業務上の排出量は比較的小さいからです。 対照的に、当社の排出量の大部分はバリューチェーンから発生しており、その多くは当社の直接管理外にあり、スコープ 3 と呼ばれています。

当社は昨年の今頃、2030 年までにスコープ 1 および 2 の絶対排出量を半減することを約束し、科学的根拠に基づいた目標に向けた最初のマイルストーンを達成しました。 2023 年を通じて、当社はその取り組みを拡大し、SBTi の目標設定フレームワークに従い、スコープ 3 排出量の最大の発生源を特定しました。

ソフトウェア、SaaS、ハードウェアをまたいで展開する企業ではよくあることですが、全体的に排出量が最も多いカテゴリーは、当社製品の使用によるものです。 当社が顧客に販売するすべての製品とサービスは、その動作にエネルギーを必要とします。今後当社が取り組むべき課題は、製品とサービスのエネルギー効率を高め、サプライチェーン全体で低炭素の代替品に移行することです。 当社製品のエネルギー消費を削減することは、排出量の削減につながりますが、さらに重要なのは、お客様エネルギー消費とコストの削減にもつながることです。

残りの排出量は、はるかに少ない量で複数のカテゴリから発生しています。これも、テクノロジー業界における当社規模の企業にとって、かなり典型的な排出量分布です。

この排出インベントリが完成し、分析されたことで、スコープ 3 の排出を含む目標を設定し、その完全な目標を SBTi に提出して検証するという、目標に向けた 2 番目のマイルストーンに到達することができました。

F5 の環境への影響を削減するための道筋が明確になった今、当社は 2021 年を基準年として 2030 年までに以下の科学的根拠に基づいた目標を設定することに取り組んでいます。

  • 再生可能エネルギーの調達を増やし、オフィスのエネルギー効率を改善することで、スコープ 1 および 2 の排出量を50%削減します。
  • より持続可能な設計と製品のエネルギー性能を優先し、続いてサプライチェーンの脱炭素化を進めることで、スコープ 3 排出量を43%削減します。

この目標の結果として、10 年末までに F5 の全体的な排出量が大幅に削減されることになりますが、同様に、これほどの規模の気候目標を達成することは、コミュニティ、従業員、顧客、株主に代わって F5 の環境への影響を真に変革することを意味します。

これらの目標に対する当社の進捗状況を確認したい場合は、当社のESG サイトで毎年発行される ESG レポートをご覧いただくか、 esgreport@f5.comまでメールを送信していただければ、直接コピーをお送りします。