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F5 が AWS GovCloud Marketplace で利用可能になりました!

F5 サムネイル
F5
2017 年 8 月 24 日公開

パブリック クラウド ユーザーの大半にとってセキュリティが最大の懸念事項であることは周知の事実ですが、一部の組織や政府機関にとっては、セキュリティはさらに重要な問題です。 これらのグループにとって、非常に厳格な規制とコンプライアンスの要件により、初期段階では AWS クラウド (または他のクラウド) は、アプリケーションをホストするための実行可能なオプションではありませんでした。2011 年に最初のAWS GovCloud (米国) リージョンがリリースされるまではそうでした。

AWS GovCloud とその目的についてよく知らない方のために説明すると、AWS GovCloud は基本的に、AWS インフラストラクチャの分離された専用リージョンを提供してアプリケーションを安全にデプロイすることにより、機密性の高いデータと IT ワークロードを担当する組織が、連邦、州、地方自治体のコンプライアンス要件 (FedRAMP、ITAR、HIPAA など) に準拠できるようにします。 これにより、これらの機関の IT 組織は、他のすべての AWS ユーザーと同様に、パブリッククラウドコンピューティングのメリット、つまり俊敏性とスケーラビリティの向上、および OpEx 予算モデル内でのコストと使用量のより適切な調整を享受できるようになります。

これはすべて良いことですが、AWS GovCloud にデプロイされたアプリケーションは、他の AWS リージョンにあるアプリケーションと基本的に同じであり、最適なパフォーマンスを得るには、同じ高度なアプリケーション配信およびセキュリティ サービスが必要です。 これを踏まえ、F5 は BIG-IP Virtual Edition (VE) を AWS GovCloud (米国) リージョンで使用できるよう徹底的にテストおよび検証しました。つまり、ユーザーはこれまでしばらく前から BIG-IP VE イメージをダウンロードしてAWS GovCloud に導入することができました。

 

しかし、ごく最近、AWS は GovCloud (US) リージョンに付随するマーケットプレイスの提供を発表し、顧客が厳しく規制されたワークロードのニーズを満たすように特別に審査されたサードパーティ製ソフトウェアを検索、購入、インストールできるオンライン ストアを提供しました。そして、パブリック クラウド統合の市場先駆者の 1 つとして、F5 は、この新しいマーケットプレイスでアプリケーション サービスを即時提供できることを嬉しく思います。これにより、AWS GovCloud ユーザーは F5 ソリューションをより迅速かつ容易に利用できるようになります。

F5 の「クラウド」に関する最終的な価値提案は、すべてのハイブリッド クラウド環境にわたるアプリケーション サービスの一貫性に集約されます。F5 のパブリック クラウド ストーリーにおけるこの展開により、その価値はさらに強化されます。 この新しい AWS マーケットプレイスで利用できる BIG-IP VE は、他のすべての物理および仮想 BIG-IP デバイスと機能および機能セットがまったく同じであるため、政府機関や組織は、現在使用しているのと同じアプリケーション サービスとセキュリティ ポリシーを使用して、運用を AWS クラウドに拡張することがさらに簡単になります。 インテリジェントなトラフィック管理、高度なアプリケーション保護、安全なアプリケーション アクセスなど、オンプレミス、プライベート クラウド、パブリック クラウド、SaaS アプリケーションで利用可能なすべての BIG-IP サービスは、この新しいマーケットプレイス統合により、AWS GovCloud で迅速にインスタンス化できるようになりました。

最後に、セキュリティ関連の話題として、F5 の WAF ソリューション (BIG-IP ASM) が、ガートナーの Web アプリケーション ファイアウォールのマジック クアドラントでリーダーとして認められました。 AWS GovCloud の主な目的は、セキュリティを大幅に強化することであるため、市場で最も包括的な WAF ソリューションとパブリッククラウド スペースで最も安全な環境の 1 つを組み合わせることほど、アプリとデータの保護を設計および構築するのに最適な方法はありません。

詳細については、AWS GovCloud Marketplaceの F5 をご覧ください。または、このホワイトペーパーで AWS へのアプリケーションの移行について詳しく読むこともできます。