国際女性デーに合わせて、幾つか考察したい事と、お知らせがあります。
今回、このブログを執筆するに至った背景に、国際女性デーというタイミングというだけでなく、このテーマが今まで以上に注目を集めていることなどがあります。2021年12月に、LinkedIn「クリエイター・オブ・ザ・イヤー2021」人を惹き付けるクリエイター10人に選出いただいた当社野崎が、弊社のダイバーシティとインクルージョンのメッセージをまとめました。
また、そのSNSを中心としたD&Iに関する記事や議論から、この国際女性デーにちなんで幾つかお知らせ、考察を投稿してみたいと思います。
弊社、F5でも女性活躍の取り組みはD&Iの7つのテーマの中の重要な一本です。様々な活動が行われております。また、2022年3月現在、弊社のCEO直下の役員は10人中4人が女性です。全社的にD&Iの取り組みは積極的に進めております。その想いを、弊社CEO、フランソワ・ロコー=ドノ(François Locoh-Donou)が語っております。英語のみで恐縮ですが、少しでもその気持ちを感じ取って頂ければ幸いです。
弊社CEOのフランソワ最も重視する言葉、「F5という会社が、自分がCEOでなかったとしても『ここで働きたい』と思える場にしたかった。それはすなわち、人間性と敬意をもって違いを受け入れる。自分を偽る必要がない、本当の自分でいられる場所です。」は全てのDiversity and Inclusionの活動の根源になっています。
また、弊社でも全世界、各国のオフィスでそれぞれこのD&Iの取り組みを進めております。その概要はこちらのページにも記載ありますが、例えば日本法人では昨年7月には、Women’s EIG(女性活躍推進チーム)主催でゲストスピーカーに東明有美さんをお招きし、「サッカー日本女子代表から学ぶチームワーク」のテーマで講演していただき、チームワークと女性活躍を紐付けて、学びを深める、などの活動を行っております。
弊社CEOのフランソワのもう一つの言葉、「この振る舞いは、ただ言葉だけに終わらせるものではなく、行動で示すことが肝要です。」から、このような様々な活動が社内でも実行されています。
こちらも昨年ですが、日本を含むアジア太平洋地域の社員全員で「異文化の理解を深めよう」というテーマである、弊社「Multicultural(多文化)推進」チーム主催で1時間のディベート・セッションが開催されました。ディベートと言っても、かなりオープンな議論のみです。ルールは簡単。多文化推進チームが選んだ、異なる海外子会社の支社長が2人登壇し、お互いの文化で過去驚いたことや、自国と似ている点、特に異なると感じている点などをシェアする、というものです。第一回に選ばれたのは、インドとオーストラリア。どちらもアジアの国という意味では同じ組織ですが、タイムゾーンと時差の違いも大きければ、社会の成り立ち、文化も大きく異なります。セッションの中では、実は支社長2人は出張でシンガポールに集まる際によく話す間柄で、特に仲が良いこと、そしてそれゆえにお互いの違いについてオープンに議論しました。ビジネスの現場での時間に対する感覚の違い(インドはミーティングにお客様が5分遅れてくるのは普通なので、そこを織り込んだスケジューリングにするのが標準)や、オーストラリアではとにかく直接的に用件を伝えることが良しとされ、遠回しや婉曲表現は好まれない、などの振る舞いが紹介されていました。
現在、SNSなどを通じて同様のD&I、またはI&Dの活動に取り組む他社さんの方々と知り合う機会を得ました。そのメンバーで話している中で、具体的にD&I/I&Dってどんな活動をやれば良いのか?どう情報発信すれば良いのか?など、どの会社の担当者も共通の悩みを持っている事が分かってきました。今後、様々なIT業界内外の他企業様とのコラボレーションも模索するのも興味深い取り組みかも知れません。これからのさらなる取り組みをまたこちらのブログでご紹介させて頂く予定です。ぜひ、これからのF5にもご期待下さい!