GET(GETメソッド)とは、HTTP通信でWebブラウザ等のクライアントからWebサーバへと送られる、HTTPリクエストの一種です。基本的に、Webサーバから情報を取り出す(GET)するために使用されます。
HTTPリクエストは、リクエスト行、ヘッダ、メッセージ ボディの3つの部分で構成されます。クライアントからGETメソッドをリクエストとして送る場合には、リクエスト行に以下のような記述を行います。
GET /index.html HTTP/1.1
この中に含まれる「/index.html」とは、入手したい情報の存在場所を示すURI(またはURL)であり、「HTTP/1.1」は使用するプロトコル バージョンを示しています。
元々GETは、リクエスト行で指定したURIのファイルをクライアント側に転送するために用意されたメソッドですが、CGI等で動的なページを表示できる場合には、リクエストにパラメータを付け加え、パラメータに対応した情報をWebサーバから入手することも可能です。この場合は以下のように「?」で始まるパラメータを記述します。複数のパラメータを設定したい場合には、パラメータを「&」でつなげて記述します。
GET /index.html?a=1&b=2 HTTP/1.1
このようにパラメータを設定することで、GETメソッドでWebサーバに情報を送り出すことも可能ですが、WebブラウザによってはURLに記述できる文字列の長さに制限があるケースもあるため、比較的短い情報しか送れないという制約があります。
HTTPリクエストには他にも、HEAD、POST、PUT、DELETE等のメソッドがありますが、その中で最も広く利用されているのは、GETとPOSTだと言えます。