WANやインターネット上のWebアプリケーションが遅くなる最大の原因がレイテンシです。レイテンシとは、データ パケットがある地点から別の地点に移動する際に発生する時間的な遅れのことで、通常、物理的な距離やラウンドトリップ時間が大きいことが原因となります。また遅延は、SSLハンドシェイク、バルク暗号化/復号、TCPセッション管理などの計算負荷の高い処理によっても発生します。
レイテンシは、ネットワークの輻輳、ジッタ、パケット ロスなどと並んでアプリケーションのパフォーマンスに大きな影響を与えかねず、帯域幅の広いネットワークも例外ではありません。
F5® BIG-IP® Local Traffic Manager™(LTM)は、レイテンシを引き起こすプロセスをサーバーからハードウェアで強化されたプラットフォームにオフロードし、トランスポート層のプロトコルを最適化することで対処します。