私はこの度、セキュリティ担当取締役副社長としてF5のチームに参加することになり、とてもワクワクしています。私がF5に惹かれた理由の一つは、アプリケーションが私たちの日常生活を変えつつある現実を目の当たりにしていることと、そのアプリケーションのためのセキュリティを革新し、提供できることです。私たちが買い物をし、銀行の手続きをし、仕事をし、友人や家族とつながるための主要な手段として、アプリケーションはますます重要になっています。世界中の組織が、アプリケーションを通じて顧客、パートナー、従業員に提供するエクスペリエンスを向上させる新たな手段を模索し、急速な技術革新に取り組んでいます。しかし、多くの組織にとって、この革新は技術的にさらに複雑になり、セキュリティ脅威の攻撃対象が拡大することを意味しています。
こうした課題に対処し、お客様に豊かなデジタル エクスペリエンスを提供できるようにするために、F5は、分散型クラウドとエッジ サービスのイノベーターであるVolterraの買収に合意しました。Volterraにより、F5の適応型アプリケーションのビジョンはユニバーサルなEdge-as-a-Serviceプラットフォームで拡張され、あらゆる環境にわたり業界をリードするアプリケーション セキュリティおよびデリバリ ソリューションを提供します。
F5は、Volterraとともに、お客様がデジタル エクスペリエンスを提供する方法を変革し、既存の最先端テクノロジがもたらすアプリケーションのセキュリティとデリバリの課題に対処します。F5とVolterraは、クラウドとエッジにまたがるセキュリティとアプリケーションを統合してグローバルな一貫性を維持する新しいパラダイムを構築します。
エッジ市場は現在、複雑で攻撃を受けやすい脆弱な市場です。今日のデジタル エクスペリエンスでは、複数のネットワーク、クラウド、CDN、エッジを手動でつなぎ合わせて組み合わせる必要があります。それぞれのプラットフォームに独自のツールとサービスがあるため複雑になり、攻撃者に脆弱性を悪用できる新たな手段を提供しています。現在のエッジ ソリューションは、今日のデジタル企業が必要とするレベルの機能性や防御力を備えていません。
F5とVolterraは、企業やサービス プロバイダ向けとして初のEdge 2.0プラットフォームを構築しています。Edge 2.0には、次の特長があります。
Volterraのグローバルに分散されたアプリケーション間ネットワークと無限に拡張可能なエッジ機能を活用して、本質的にソフトウェア定義型の新しいエッジ プラットフォームを提供します。Volterraの独自の機能とF5の最善の組み合わせのソリューションにより、Point of Presence(POP)インフラストラクチャ要求を伴うCDNアーキテクチャに依存することなく、複数の環境にわたり他に類のない統一されたアプリケーション セキュリティおよびデリバリを実現できます。
私は、新しい職務を担うことになり、F5の開発と実施を推進するお役に立てることに非常に興奮しています。エッジからクラウド、そしてデータ センタまでアプリケーションを統合することで、より適応性の高い動的なエクスペリエンスをお客様に提供し、最も重要なアプリケーションの課題を解決するのに役立つ新しい方法を生み出すことができると信じています。
私たちと一緒に、最新の適応型アプリケーションのビジョンを実現していきましょう。
本日のニュースの詳細については、VolterraのAnkur Singlaのこのブログをお読みください。