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アプリケーションが加速する新たなビジネス変革

大きな変化

企業は長年にわたって、ビジネス遂行に必要な複雑なシステムを動かすため、多くの時間とリソース、資金をデータセンタにつぎ込んできました。数百万ドルの資金と長年にわたる努力をシステムインフラに投入することで、テクノロジーは単に必要なIT機能を提供する「イネーブラー」から、ビジネスを動かす真の「ビジネスドライバー」へと変化を遂げ、驚くべき成長の波をもたらすことになったのです。

私たちは今まさに、テクノロジーが主導する新たなビジネス変革の時代の真っ只中にいます。この変革を後押しするものの1つがクラウドです。クラウドは、人々と組織、様々な物を接続し、その関係をより深く効率的なものにすることで、企業と消費者の双方に利益をもたらしています。また人工知能(AI)とマシン ラーニングも、膨大な量のデータを総合的に分析し、そこから特定の傾向を見つけ出した上で、アクションにつなげるといったことを可能にしています。全ては人の手を借りず光のスピードで実行され、その速度は増大し続けています。

 

アプリケーションのパワー

これほどの大きな変化の中で、不変のものも存在します。それがアプリケーションです。これまでと同様にアプリケーションは、ビジネスの運営方法や消費者との関係性構築のあり方を変革する、パワフルな手段の1つであり続けています。しかし新たな課題も生まれています。アプリケーションはこれまで以上にスピーディに展開されるようになり、ビジネスはかつてないほど多くのアプリケーションに依存するようになっています。これによってシステム インフラは複雑化し、悪意のある人々に攻撃のための新たな手段を提供する結果になっているのです。その一方で、サービスや製品に対する消費者の期待は高まリ続けています。

デジタル革新(デジタル トランスフォーメーション)は、目的地ではなく、旅のようなものです。全ての企業はそれぞれ異なるルートを辿り、その旅の中でそれぞれ異なる場所に立つことになります。多くの企業は、プライベート クラウドにオープンソース ソフトウェアを導入する道を模索しています。その一方で、ミッションクリティカルな業務をパブリック クラウドに移行しながら、レイテンシの抑制とセキュリティ コントロールの維持に、果敢に取り組んでいる企業もあります。新たなクラウドベースのアプリケーション開発モデルと、従来型のITアプローチとの間の葛藤も生まれており、これも解決していかなければなりません。ここで強調しておきたいことは、一貫性のあるアプリケーション管理とポリシーを実現しなければならないということです。アプリケーションがどこに配置されているのか、そしてそのアプリケーションが誰に所有されているのかに関わらずです。

 

インテリジェント アプリケーション デリバリ

F5は、クラウドと昔ながらのデータセンタ アプリケーション サービスを統合していこうという、ユニークな立場を取っています。私達のビジョンは、これら2つの世界の橋渡しを行うことです。インテリジェントなアプリケーション デリバリ サービスをさらに強化することで、ビジネスに必要な安定性やセキュリティ、コンプライアンス実現し、企業がこれからの市場で成功と繁栄を得られるようにするのです。

このビジョンは、以下のような信条につながっています。

アプリケーションの開発、展開、活用は、ビジネスの適切な遂行を支援すべきであり、その妨げになってはいけません。これはつまり、適切な人が適切な仕事を行うことで、タイムトゥマーケット(市場投入までの時間)を短縮し、投資効果を最大化するという意味です。ビジネスに必要とされるセキュリティと安定性、コンプライアンスを迅速かつ的確に提供するには、そのためのツールが必要です。これによってアプリケーション開発者は、ビジネス価値の提供に注力できるようになります。

エコシステムのあるべき姿を決定するのは、顧客であってベンダではありません。全ての企業はそれぞれ固有のニーズを持っており、自らのニーズに最適なベンダ製品やサービスを組み合わせて活用します。そのためアプリケーション デリバリ サービスは、あらゆるプラットフォーム上で機能し、あらゆる顧客のいかなるシナリオにも対応できるべきです。

アプリケーション デリバリ サービスは、アプリケーションをそっと包み込むべきであり、アプリケーションを圧迫してはいけません。そのためには容易に入手・導入でき、拡大と複雑化を続けるアプリケーションインフラを適切な形で管理できることが求められます。

 

今日のアプリケーションのための最新のサービス

F5は、柔軟でプログラム可能かつ自動化可能なアプリケーション デリバリ サービスを構築することで、このビジョンを実現しています。F5のサービスを活用することで、スケーラブルなアプリケーションをどこにでも、どのプラットフォーム上でも、迅速に開発・展開できるようになります。またデータセンタやプライベート クラウド、パブリック クラウド、これらを連携させたハイブリッド クラウドのいずれにおいても、一貫性のあるポリシーを適用することが可能です。マーケットにイノベーションをもたらすスピードを高めながら、アプリケーション インフラのトータルコストを削減する。その実現を支援することが、F5が目指す最終的なゴールなのです。

そのためにF5は今、大きな一歩を踏み出します。それは革新的なソリューション群の発表です。これらは、プライベート クラウド、パブリック クラウド、ハイブリッド クラウドの全てをカバーした、高機能かつ一貫したアプリケーション サービスを提供できるように設計されたものです。今回の発表には以下のものが含まれています。

新しいADC(Application Delivery Controllers)であるBIG-IP iシリーズ:これは業界をリードするプログラマビリティが組み込まれた、新しいハードウェア プラットフォームです。node.jsをサポートするiRules LXTMによって、DDoS攻撃からの防御強化やプライベート クラウドでのSDNテクノロジー活用など、システムインフラへの新たなニーズに対応した独自システムを実現できます。F5の製品管理担当上級副社長であるSangeeta Anandが、BIG-IP iシリーズに関するより詳細な記事を、彼女のブログに掲載しています。

Equinix社とのパートナーシップに基づくソリューション:Equinix社が提供する「Equinix Cloud Exchange」を通じて、F5のクラウド サービスにダイレクトかつシームレスにアクセスできるようになりました。パブリックなインターネットをバイパスすることで、パフォーマンスとセキュリティをより高められます。「Equinix Performance Hub」とF5クラウド ゲートウェイを組み合わせることで、ハイブリッドな相互接続モデルの実現も可能です。これによって、複数のクラウド プロバイダと社内ネットワークの間で、高速かつ低レイテンシな接続を行えます。F5テクノロジーとEquinixについての詳細は、(本日投稿した)このブログ記事をご参照ください。

新しいテクノロジー:最後に紹介するのは、迅速に展開可能なF5のソフトウェア ポートフォリオを拡張する、3つの新しい革新的なソリューションです。以下のソリューションによって、クラウド環境におけるアプリケーション サービスの展開と管理を、より軽快に行えるようになります。

アプリケーション サービス プロキシ。基本的なロードバランサの機能とアプリケーション トラフィックの可視化を、小型かつ軽量なフォームファクタで迅速に展開できるようにしたものです。これをクラウドやコンテナ環境と共に活用することで、アプリケーションや関連サービスの開発、テスト、スケーリングの柔軟性を、極限まで高めることが可能になります。

コンテナ コネクタ。コンテナ化されたアプリケーションのためのサービスを提供し、KubernetesMesos/Marathonといった管理/オーケストレーション システムが提供する機能との統合を容易にします。

アプリケーション コネクタ。クラウド上で動くインスタンスを検出し、これらを顧客が保有するオンプレミスのデータセンタやホステッド環境に接続するという処理を、自動的に実行します。これによってクラウドにおけるアプリケーション サービスとセキュリティ機能の提供を、劇的にシンプルなものにします。

 

無限の可能性

企業はそれぞれ個別に、クラウドへと向かう旅を続けています。そしてF5は、その可能性を広げ続けています。例えば、顧客ニーズの重要な変化を識別し、セキュアなデータ保護と確実なコンプライアンスを実現しながら、その新しいニーズにスピーディに対応できる「ハイブリッド クラウド デプロイメント」を想像してみてください。あるいは、従来型のデータセンタと同様の信頼性、セキュリティ、管理性を維持しながら、開発者とIT部門が一緒になって迅速にアプリケーションの開発とリリースを行い、数百人を対象にしていたビジネスを数百万人規模にまで拡張できるとしたらどうでしょうか。私達は妥協することなく、未来を作り上げていきたいと考えています。未来の組織が何を達成できるのかは、テクノロジーやツールの制約で決まるものではありません。人々のビジョンと創造性、そしてこれらが生み出すものによって、未来は切り拓かれていくのです。

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