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F5 が Docker パートナー プログラムに参加し、コンテナ化されたアプリのセキュリティ保護、拡張、高速化を実現

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ロリ・マクヴィッティ
2016 年 9 月 16 日公開

Docker のコンテナ技術が爆発的な成長と採用を経験していると言うことは、声高な支持者による単なる誇張や希望的観測ではありません。 テクノロジーの新たな利用法や、テクノロジーが組織の意識だけでなく生産環境にも猛スピードで浸透していることを示す研究データが毎日のように発表されています。

  • 初期導入から 9 か月後、本番環境で稼働するコンテナの数は5 倍(= 5 倍) に増加しました [ Datadog ]
  • これまでに40億以上のコンテナがプルされました [Docker CEO ベン・ゴルブ氏のDockerCon 基調講演より]
  • Docker化されたapplicationsは46万個あり、2年間で3100%増加しています[DockerのCEO、ベン・ゴルブ氏のDockerCon基調講演より]
  • 93% 以上が開発、テスト、または本番環境でコンテナをすでに使用しているか、使用を計画しており、大多数 (78%) が Docker を選択しています [ O'Reilly Media ]

多くの顧客は、ハイパーバイザーとゲスト オペレーティング システムのオーバーヘッドがなくなるという点でコンテナーに魅力を感じていますが、作成と破棄にかかる時間をミリ秒単位で実現することで実現される俊敏性がコンテナー テクノロジーの最も魅力的なメリットであると考える顧客もいます。 実際、 New Relic の調査によると、コンテナの平均寿命は 2015 年の 13 時間から 2016 年の 9.25 時間に減少しており、寿命が非常に短いコンテナ (1 分未満) の数が増加しています。 フラッシュ モブから攻撃まで、あらゆる事態に対処するには即時のオンデマンド スケールが求められるため、対応時間が最も重要になります。 コンテナにより、applicationsはこれまで以上に応答性と効率性を高めて拡張できるようになります。 

さらに、マイクロサービスと機能重視の開発に基づく新しいapplicationアーキテクチャへの注目が高まっています。これにより、applicationロジックのサイズと範囲が縮小され、「一口サイズのチャンク」が生成され、開発、テスト、展開がより迅速かつ容易になります。 しかし、applicationを非常に多くの複合コンポーネントに分解するには、より小さく、より高速で、より効率的なパッケージ化方法が必要になります。 コンテナは、これらの要件を迅速に満たし、従来の仮想化テクノロジに代わる魅力的な価格帯で提供します。

コンテナでも変わらないのは、セキュリティとパフォーマンスの必要性です。 むしろ、ブロードバンド アクセスで Web に慣れ親しんだ今日のapplicationsの消費者は、Web アプリからでも API からでも、ほぼ瞬時の応答を要求しています。 企業ユーザーも一般ユーザーも最新の脅威の仕組みを完全には理解していないかもしれませんが、もしデータが盗まれたり、漏洩したり、破壊されたりすれば、組織はあっという間に倒されてしまうでしょう。 コンテナのスケーリングを担当するシステムとサービスは、デプロイされる環境 (クラウドなど) だけでなく、そのアーキテクチャ特性にも適応する必要があります。

だからこそ、F5 が Docker パートナー プログラムに参加したことを発表できることをとても嬉しく思います。 ソフトウェア定義のマイクロサービス ベースのデータ センター アーキテクチャに対する好みが高まっていることが、Docker プラットフォームの採用拡大の原動力の 1 つです。 Docker との共同パートナーシップを正式に締結することで、F5 は自社の現在および将来のテ​​クノロジーを Docker スタックとより完全に統合し、データセンターとクラウド環境の両方でコンテナに展開されるapplicationsとマイクロサービスの高速かつ安全な配信を実現できます。  

F5 が Docker 展開で高速かつ安全で可用性の高いapplicationsを実現する方法については、今後の発表にご注目ください。 Docker の詳細については、こちらをご覧ください。