次世代のBIG-IP Service Proxy for Kubernetes

BIG-IP Next SPKは、複数のネットワーク間で送受信されるトラフィックを管理します。SPKを使用しない場合、ネットワークごとに複数の外部ファイアウォールが必要となりますが、それらの接続を管理する方法はありません。「セキュアSPK」を使用することで、ゼロトラスト アーキテクチャを実現し、KubernetesクラスタのイングレスおよびエグレスでのファイアウォールおよびDDoSに対するセキュリティを一元管理できます。BIG-IP Next SPKはセキュリティの実装を大幅に簡素化し、ネットワーク全体にわたっていくつもの場所でセキュリティを実装する必要をなくします。

• セキュアなイングレスとエグレス：BIG-IP Next SPKは、ファイアウォールやDDoS対策などのセキュリティ サービスを、イングレスおよびエグレスの両方に適用します。
• トポロジ隠蔽：イングレスでのトポロジ隠蔽により、クラスタの内部構造を隠すことができます。
• トラフィックの可視性：一元管理ポイントとして、イングレスとエグレスでトラフィックを加入者単位で可視化し、コンプライアンス追跡と請求のためのトレーサビリティを可能にします。

BIG-IP Next SPKは、大規模なAIインフラストラクチャに対応するハイパフォーマンスのトラフィック管理とセキュリティを提供します。Retrieval-Augmented Generation（RAG）のパフォーマンスを向上させて、モデルをトレーニングする際のデータ取り込みのパフォーマンスとGPU利用率の向上と、推論時のユーザー エクスペリエンスの向上を実現します。

• AIインフラストラクチャのパフォーマンスを最適化：大規模AIインフラストラクチャ対応のハイパフォーマンス トラフィック管理により、内部ネットワーク インフラストラクチャのボトルネックを解消し、AIインフラストラクチャへの投資を最大化します。
• マルチテナントをサポート：AIアプリケーションのマルチテナントとネットワーク分離をサポートし、単一のAIインフラストラクチャで複数のユーザーとワークロードを効率的に展開できます。
• ゼロトラスト セキュリティを適用：エッジ ファイアウォール、DDoS緩和、API保護、侵入防御、暗号化、証明書管理をはじめ、重要なセキュリティ機能とゼロトラスト アーキテクチャを統合します。