報道関係者お問い合わせ先
F5ネットワークス広報代理
アシュトン・コンサルティング・リミテッド
電話:03-5425-7220
Eメール: F5@ashton.jp
F5ネットワークス(英語)
Dawn Tay
電話:+65-6564 1946
Eメール:d.tay@f5.com
– F5(本社:米国ワシントン州、NASDAQ:FFIV)は本日、アプリケーションのセキュリティとパフォーマンスの向上を目指すアーキテクト、エンジニア、開発者を対象とした自社の年次フラグシップイベント、「Agility conference」にて、統合型のSaaS(Software-as-a-Service)プラットフォーム上で、セキュリティ、マルチクラウド接続、エッジベース・コンピューティングのソリューションを一元的に提供する、「F5® Distributed Cloud Services」を発表し、アプリケーション・セキュリティやデリバリのポートフォリオを大幅に拡充いたします。また、本新型プラットフォームにおける第一弾ソリューションとして、F5テクノロジの複数のセキュリティ機能を単一のSaaSサービスへ統合した「F5 Distributed Cloud WAAP(Web Application and API Protection)」の提供を併せて発表しました。
現在、ほぼすべての企業は、ユーザのデジタル体験の中心となるアプリケーションの進化と、アプリケーションに対する脅威の増大という2つの重要なトレンドに直面しています。多くの企業は従来型の技術とモダンな最新技術やインフラストラクチャで構成される複雑なアプリケーション群を管理しているため、複雑化しやすくなっています。F5が実施した最新のユーザ企業向けの調査、「2022年版アプリケーション戦略レポート」では、88%の企業が従来型と最新のアプリケーションのアーキテクチャ両方を運用しており、また70%の回答者が複数のクラウドを運用していると回答しています。その結果、企業は異なる環境に一貫性のないセキュリティ管理の導入を余儀なくされており、脅威の領域が拡大しています。
ここ数年、F5は事業を変革し、ソフトウェア型・クラウド型の製品・サービス提供を大幅に拡充して、ユーザ企業の増大する環境の複雑化とリスクを支援するべくため、幅広いソリューションを提供してきました。F5は、BIG-IP、NGINX、そして今回のF5 Distributed Cloud基盤を通じて、データセンタ、クラウド、エッジにまたがる様々なアプリケーションやAPIを守るソリューションを提供致します。金融機関、小売業者、通信事業者、政府機関などの世界有数の組織は、アプリケーションの可用性の維持、デジタル・サプライチェーンを支えるAPIの保護、マルウェアやボットなどの脅威への対応、横行する不正行為への対策のためにF5のソリューションを利用しています。
F5の社長兼CEOであるフランソワ・ロコ=ドヌー(François Locoh-Donou)は次のように述べています。
「アプリケーションとそれがもたらすデジタル体験は、人と人とのつながりや功績の基盤となると共に、重要な事業革新や市場創造のプラットフォームとなっています。F5の使命は、企業がこれらのアプリケーションを絶え間ないサイバー攻撃から守ることにあります。F5 Distributed Cloud Servicesのローンチは、現代のアプリケーション・セキュリティという複雑な課題を管理するための、より簡素かつセキュアな手段を顧客に提供するという点で、重要な意義があります」
F5 Distributed Cloud WAAPがもたらす、セキュリティの簡素化やプロセスの自動化により、アプリケーション開発部門が顧客の体験を向上させ、ビジネスの推進に集中することができます。このSaaSをベースとした新型サービスは、F5の業界をリードするWebアプリケーションファイアウォール、ボット対策、DDoS対策およびAPIセキュリティ機能を統合し、セキュリティ部門(SecOps)および開発・運用が一体化したDevOps部門が、アプリケーションに一貫したセキュリティポリシーを適用することを可能にします。
この新型ソリューションは、以下を始めとする、F5が誇る最高峰のアプリケーション・セキュリティを統合したものです。
Vertaforeのグローバル・ネットワーク&ユニファイド・コミュニケーション部門のシニア・マネージャーであるイアン・ヤング(Ian Young)氏は次のように述べています。
「当社は、他のSaaSやCDNベースのソリューションとの比較において、よりカスタマイズ可能である点、シンプルに利用できる点に加えて、当社の加速するクラウドへの移行に最適である点を考慮し、F5 Distributed Cloud WAAPを選択しました。場所に捉われずどこにでも展開できる単一のプラットフォームを通じて、セキュリティサービスを簡単に追加できるという点も非常に魅力的です」
F5 Distributed Cloud WAAPは本日よりグローバルに提供を開始し、近日中にAzure Marketplaceで発売する予定です。より詳細な情報は、リアルタイム・シミュレータ・ツールおよび製品情報F5.comをご覧ください。
マイクロソフトのAzureコアプロダクトアンドデザイン担当コーポレートバイスプレジデントのエリン・チャップル(Erin Chapple)氏は、次のように述べています。
「バーチャルワークフォース、デジタルファーストの販売、サービス、顧客体験により、セキュリティサービスをユーザにより近いところで提供する必要性が高まっています。AzureにおけるF5 Distributed Cloud WAAPサポートの開始により、お客様はクラウドで実行するアプリケーションの複雑なサイバーセキュリティリスクに対処する方法について、より多くの選択肢を得ることができます」
F5 Distributed Cloud Platformは、クラウドネイティブなSaaSベースのアプリケーションのセキュリティとデリバリを提供します。事業に最大の効果をもたらすと共に、優れた顧客体験を提供するために、アプリケーションが必要なあらゆる場所に展開出来ることを目指して設計されています。Volterraのプラットフォームとサービス、そして業界最高レベルのF5とShapeのセキュリティサービスを組み合わせて構築されたF5 Distributed Cloud Servicesは、以下の特長を備えています。
他にも、F5 Distributed Cloud Servicesでは複数のソリューションをご提供しています。「F5 Distributed Cloud Transit」は、クラウド間のセキュアで高パフォーマンスな接続とネットワークファイアウォールにより、マルチクラウド接続(マルチクラウド・ネットワーキング、MCN)機能を実現します。「F5 Distributed Cloud Secure Kubernetes Gateway」は、Kubernetes分散クラスタ環境(オンプレミス・クラウド問わず)に向けたロードバランサ、Kubernetes、APIゲートウェイを提供し、モダナイズされたアプリケーションのワークロードやマイクロサービスを容易に展開することができます。また、このプラットフォームは、アプリケーションデリバリネットワーク(ADN)として知られる、ネットワークのエッジにクラウドネイティブ・コンピューティング機能を備えており、アプリケーションのワークロードをF5の世界的なプライベート・ネットワークであるF5 Global Networkのエッジに分散させ処理することで、エンドユーザの体験を向上させます。
さらにF5は、製品の名称を統合しました。F5、Shape、Volterraのサービスの多くは、「F5 Distributed Cloud Services」へと呼称を変更しました。これには、「F5 Distributed Cloud Bot Defense」、「F5 Distributed Cloud DDoS Mitigation」、「F5 Distributed Cloud WAF」、「F5 Distributed Cloud API Security」などが含まれます。
F5ネットワークスジャパン合同会社の代表執行役員社長、権田裕一は次のように述べています。
「今日のアプリケーションとビジネスモデルはこれまで以上に急速に変化しており、アプリケーションのセキュリティとインフラストラクチャにおいてもより機敏で効果的な対応が求められています。当社は、サービスのポートフォリオを分散型クラウドサービス・プラットフォームに迅速に統合すると同時に新たなサービスを継続的に革新することにより、お客様が現行の事業変革を実現するために必要な機能を、適宜提供してまいります」
F5 Distributed Cloud Servicesの詳細については、F5.comをご覧ください。また、その他の製品やサービスの提供状況については、F5の営業窓口にお問い合わせください。
F5について
F5(NASDAQ:FFIV)は世界最大手の民間企業、金融機関、サービスプロバイダ、政府に他に類を見ないデジタル・エクスペリエンスを提供する、マルチクラウド・アプリケーションのセキュリティおよびサービス会社です。F5やパートナ企業、テクノロジに関する詳細は以下のリンクをご参照ください。
ホームページ https://www.f5.com/ja_jp
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